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アルテコローレについて

子どもの脳のおはなし 遊びと学びのつながり

なぜ、乳幼児期の子どもへのアプローチが重要なのか

子どもたちは遊ぶ中で、素材や題材に触れながら感じ取ったり、考えたりして、こうすれば、こうしようという解決法を見出して行きます。
題材や素材にこだわるのと同じように、遊びの内容も楽しさに加え、日常生活の中で発生する問題の解決や、人間関係に生かせられるようプロセスを重視した遊びを行っています。
また、その場だけの一過性ではなく、日常生活の中での遊びのヒントになる要素もたくさんお伝えしていきます。

脳がいちばん発達する時期は、0~4歳頃まで

人間の脳は、3~4歳までに80%が完成されるというお話を聞いたことがありますか。
1歳頃までには、見る(視覚)、きく(聴覚)、触れる(触覚)、味わう(味覚)、においをかぐ(嗅覚)といった感覚野への神経回路はほぼ完成し、“五感”の基礎ができあがります。
脳の発達は生まれてすぐに始まり、最も発達する時期が3~4歳頃までということで、この頃に親であるみなさんがどのように子どもと関わったか、どんな環境を子どもに与えたかが、その子の将来に大きく影響することとなります。

脳のしくみをちょっとだけ知ってみよう

脳には、細胞と細胞を結ぶ神経回路“シナプス”があります。このシナプスは人がさまざまな経験をするほどに増えて行き、脳を育てることに繋がります。
つまり脳がいちばん発達する0歳から3、4歳頃までは、さまざまな体験を通していろいろな種類の刺激を与え、脳を育んで行くのに適しており、最も効果的な時期であると言えます。
3~4歳の間に、脳は急速に発達。脳のシナプスは生後2カ月~4カ月で急激に増え、8カ月で最大となり、3歳頃には大人とほぼ同数に。
この時期に人間の脳の80%が完成されます。
(Huttenlocher,1990)
第1次視覚野のシナプスの密度と年齢の関係

『 生活体験 』を通じて脳を刺激し、感覚と感性を育む!

脳がいちばん発達する0歳から3、4歳頃までの時期には、育成環境が大きく関係していることを、アルテコローレの私たちは今日までの活動を通じて、さまざまな経験と研究から学んでいます。
近年では、脳科学で乳幼児期の子どもへのアプローチの重要性が解明されつつあり、早期教育や幼児教育というものに注目が集まっています。ですが、この時期の子どもたちには教えるのではなく、子ども自らがさまざまな経験を通して学んで行く方が、という研究報告を、多く目にするようになってきました。
乳幼児期の子どもたちにとって、塾や習い事を始める以前に “ 学びの基礎を培う生活体験 ” こそが必要であり、この生活体験を通じて得られた刺激は、その子の一生涯に影響するものと私たちは考えています。
年齢と脳の発達度合いを示すグラフ。刺激を受ける・受けないに関わらず、3・4歳の時点で脳の発達の80%が完成します。以降10歳までに脳の90%が完成してしまうことから、できるだけ良質の刺激をこの時期に与えてあげることが大切です。
年齢による脳の発達

『生活体験』とは

『生活体験』とは、例えばテレビを見る、音楽を聴く、ご飯を食べるなど、日常の何気ない生活の中で、私たちが当たり前に経験していることです。
子どもは毎日の生活の中で、未知のモノコトとの出会いを日々繰り返し、見る(視覚)、きく(聴覚)、触れる(触覚)、味わう(味覚)、においをかぐ(嗅覚)といった5つの感覚機能 “五感”から、多くの情報を受け取って脳に刺激を送っています。「五感を刺激する」というのは、からだのさまざまなところに刺激を与えて、それらの感覚機能を鍛え上げるということなのです。
これには年齢やからだの成長にふさわしい時期に、ふさわしい刺激をバランスよく与えることが大切で、感覚機能が鍛えられ発達して行くと、美しい(目からの視覚的情報)、おいしい、苦い(舌からの味覚情報)などの、豊かな感性がどんどん育って行きます。
人とは違う特別な体験をさせようとか、子どもも親もストレスを感じるような体験をわざわざする必要はなく、日常的な生活の中での体験を通して、さまざまなモノやコト、人との関わりを1つ1つ意識してみることが大切です。

良質な学びは、遊びから!

アルテコローレがなぜ未就学児の子どもたちを対象としていて、乳幼児期の子どもへのアプローチを重要視するのかというお話は、このような子どもの脳の発達との関係を、まずみなさんに理解してもらうことが欠かせません。

遊びこそが、子どもの生活体験

私たちは、保育園でたくさんの子どもと関わる中で、アルテコローレの活動がただアートや遊びの楽しさを知るだけでなく、子どもたちの生活にとても身近なものであることを知り、“ 遊び ” こそが子どもの生活体験であって、成長の段階にふさわしい学びを育むのに最も効果的な活動だということを、改めて見直すこととなったのです。
保育園の活動では、子どもたちの日常的な園生活を知る機会も多いのですが、例えばお片づけなど子どもたちの意識をまとめる時や、あいうえおを学ぶ時など、遊びがところどころに介入しています。
これこそまさに「遊んで学ぼう」で、子どもは楽しい遊びの活動を通して、多くのモノコトを身につけて行くのです。
これらは、厚生労働省の保育所保育指針を見るとわかりやすいかと思います。

教えるものではなく、子ども自身が感じて学んで行くための活動を

そんな“遊び”をアルテコローレは独自の体験活動として構築し、アートをスパイスとして取り入れることで、豊富な題材や素材に触れることができる機会と場をつくるのです。
題材や素材に触れて五感から受け取る刺激は大きく、子ども自身が試行錯誤脳を働かせながら取り組むことができることから、子どもの成長をサポートし学びの基礎を培うための活動として、私たちの活動を用いる効果は大きいと考えました。これは、保育園の子どもたちとの継続的な関わりからも学び、子どもたちの成長の姿がその効果を実証しています。

乳幼児期にはさまざまな体験を通して、感覚だけでなく、そこで何を感じるか、どう感じたかという感情も育まなければなりません。それにも遊びという活動は有効で、一緒に経験したことに「きれいだね」「大きいね」「こわいね!」といった、会話によるコミュニケーションをとることも大きな刺激となり、こうしたコミュニケーションのきっかけは、題材や素材に触れながらたくさんつくることができます。

私たちは、こうした遊びの提案や環境を整えていく役割をしているわけですが、何より大切なのは、子ども自身が感じて学んで行くことです。
高い感性や価値判断は、子ども自身が「楽しい」「もっと知りたい、やってみたい」と思える体験を通して磨かれて行きます。そして大人はそのきっかけをつくり、学びの環境を整えながら、子どもと一緒に楽しむことが大切なのです。
こうした体験活動から脳を育むことは、人が生きる上でモノコトをうまく運んだり、多くのモノコトに対して感動したり、人生の楽しみを増やし豊かにすることだと思います。

子どもたちの一生を考えると、たくさんの経験をさせて、さらにそれが記憶として残るようにしたいものです。
なぜなら記憶に残る経験、体験は蓄積されて、その人の知識となり生活の中に生かされるようになるからです。

だからこそアルテコローレは、記憶に残る楽しい遊びの体験活動を目指すのです。