アルテコローレ

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2020.12.23

スタッフブログ

【毎週水曜更新の代表ブログ(石黒)Vol.2後編】

こんにちは。アルテコローレの石黒です。
本日は予告通り前回の続きをお話いたします。

「関心を持つ」という力(こと)は年齢を経ることで自然と身につけられるものではない。日本の現在の学校教育のような詰め込み型の教育環境によって、その力を容易に閉じることはできても、開くことができるのは子どもの頃からの鍛錬や環境を大人がしっかりと考え、作り出すことが重要だと考えます。

そして「関心を持つ」ためにはまずは「みんな同じではない」ということ。日本人が苦手としている多様性を認めるということが、この力を育む上で重要であり、前編でも触れたようなこれからのビジネスの場で必要だと考えられている力を身につける上での前提条件だと考えます。

多様性を認める上で重要な指標の一つは社会の「寛容さ」ではないでしょうか。

国連の発行する世界幸福度報告(World hapiness report)2020のデータによると、日本は156ヵ国中3年連続順位を下げ、今では62位。
順位はさておき、ここで着目すべきは幸福度スコアの構成要素の一つExplained by generosity。つまり「寛容さ」を意味します。
実際に以下の報告書のグラフを眺めていきましょう。
(※グラフのオレンジのバーが「寛容さ」を表しています。)

https://worldhappiness.report/ed/2020/social-environments-for-world-happiness/

いかがでしたか?もちろん日本より「寛容さ」のスコアが低い国々(ギリシャ、ロシア、モンテネグロなど)も多々あれど、先進国と呼ばれる国の中ではトップレベルの「寛容さ」の低さかと。。

あらためて「関心を持つ力」を育んだり、「みんな同じではない」ということを受容するためには、子どもの頃からの積み重ねや経験・育んでいくための環境づくりが大切。決して、成長する過程で無条件に育まれるものではないということ。

あそびの中で同じ素材や道具を使っても、使い方、表現、選び方等々、違うで溢れている。あそびの持つ重要性や可能性は今後、日本社会にとっても増していくと、アルテコローレの事業を通じて日々感じ、一人でも多くの子ども達が成長する環境を作り出していく大人に伝えていきたいと考えています。
そして「寛容さ」を持つ社会を作るために少しでも貢献できることを願っています。

【次回のブログ予告:12月30日(水)更新】
次回テーマ:あそびと転職について

最後までお読みいただきありがとうございます。
次回もぜひお読みいただけたら。

アルテコローレ
石黒雅人

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