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2023.10.06

スクール

【大きな布を使って遊んだよ!】素材ご提供 瀧定名古屋 様


9月のある日、幼児のクラス『遊んで学ぼうラボ』では、大きな布を使った遊びを行いました。

こちらの素材は、瀧定名古屋株式会社 よりご提供いただき、ラボの子どもたちの意外な姿の発見にも繋がりましたので、ここでご紹介させていただきます。


ご提供いただきました素材は、とても上質な素材ばかり。
子どもたちが“感覚”でものを選んでいることがよくわかります。

“触れる”ことに敏感な子どもたちは、心地が良ければずっとそれに触れていますし、色があればワクワクして飛びついてきます。


どのクラスの子どもたちもすぐにこの素材の魅力を感じ取り、全身で楽しんでいましたよ。


からだを包み、もぞもぞと虫のように動き回る様子。


「ばぁっ!」と出てきた男の子。
この日初めてラボに通い始めた年下の友達を喜ばせようと思いついた、優しいお兄さんの姿でした。


いろんな布をかき集め、1枚ずつからだを包んで「これはすごくあったかい!」「こっちは柔らかい」と、順番に布を評価する子(笑)

“たくさんの量がある”というのもワクワクポイントで、こうして比べて楽しむことができるわけです。


今回驚いたのは、素材を見るなりワクワクが膨らみ、想いのままに動き始めた子どもたちばかりだったこと。


1、2歳児の遊び道具を見つけてきて「これ使える!」と子どもが提案したのは、洗濯バサミです。


洗濯バサミを駆使して遊ぶ中、楽しんでいたことはそれぞれに違いました。


私はお洗濯を。
明るいイエローやオレンジから、あたたかい太陽をイメージしたようです。


こちらでは、まず大きな布を「先生、手伝って♪」と言ってテーブルにかぶせ


端材をきれいに並べて留めていきました。
楽しそうな表情で、手を休ませることなく1枚1枚を想いのままに並べて留めていく様子が、とても美しくて感動しました。


それを見た友達が集まってきて「一緒にやっていい?」と参加。

何をつくるという目的はここにはないのですが、それがみんなで一緒にもくもくと素材と向き合うこととなり、とても良い姿でした。


こちらは、めちゃくちゃ頑丈な家。
どこに、どんな布を配置しようかと、大きさ、色、かたち、素材感まで考え組み立てたのでした。


少しのスキマも見逃さずしっかりと繋ぎ合わせたので、テントではなく“家”になりました。
「僕はここの家主だから」と、とてもお気に入りの様子。


家ができれば、みんなが集まってきて、同じ行動を楽しむのです。


誰かと一緒に、誰かを模倣して遊ぶ、そうして学ぶことがいっぱいあってもいい。


自分らしく表現を楽しみたい子は、1ルームを充実させます。
彼のお部屋は、周りの誰の目にも見えない、充実の設備が備わっていて、話を聞いて私たちも目を輝かせました。


他にもたくさんご提供いただいた布の中から、今回はこの端材も使いましたが、こうしてひっかけて遊んだり


結んでみたり…
カーテンのような布が空間をステキにしていますね。


指先でくるくる巻いて


そっと立ててみたら、「立った!」という発見。


くねくねさせても立体的になって


「こんなのはどうかな?」「こうしてみようか…?」と、試行錯誤が続き



美しい布の動きを楽しんだのでした。


まだまだ、遊びの可能性が広がる予感。
というのは、子どもたちが「もっともっと遊びたい」と、この時間内では試しきれないことがいっぱいあったようです。

私たちから見ても、一人ひとりの感性や発想が友達に影響を与えたり、コミュニケーションに繋がっていったことが面白く感じました。

それは何よりいちばんに、素材の質が、感覚でものを選ぶ子どもたちをそういう気持ちにさせたと思います。

今回、瀧定名古屋様より素材をご提供いただき企画した【触育(しょくいく)】遊びには、こんなねらいがあります。

・触れることから、心地よさ、安心感、ワクワクなど、内面へと働きかけ感覚を刺激する

・感覚を使う遊びを通して、ものの価値を知り、好きなものを選んだり、自分らしい表現を楽しめる子を育てる

素材は大きなかたちのまま、遊びを終えました。
これからどうなっていくでしょうか、また後日、遊びを計画したいと思います!

瀧定名古屋様、素敵な素材のご提供をありがとうございました。

瀧定名古屋株式会社 様Webページ
https://www.takisada-nagoya.jp/

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